烏城公園 8日から通行規制緩和 岡山城天守閣の大規模改修完了

岡山城天守閣のリニューアルオープンと通行可能エリアを伝える看板

 岡山城天守閣(岡山市北区丸の内)の大規模改修工事の完了に伴い、烏城公園の通行規制エリアが縮小され、8日から天守閣がある本段を除いて自由に立ち入りできる。本段には天守閣がリニューアルオープンする11月3日から入れる。

 昨年6月から烏城公園一帯を立ち入り禁止にして行ってきた工事は7日に終了。天守閣の耐震化や展示のリニューアルとともに、園内の石段には景観に配慮して木製の手すりを設けるなどバリアフリー化を図った。市は公園の入り口や後楽園とつながる月見橋付近など13カ所に通行可能なエリアを示した看板を設置し、周知している。

 現代アート国際展「岡山芸術交流2022」の開幕に合わせ、9月30日から一部開放されていた中の段には、幅24メートルの大型映像作品が展示されている。

 市観光振興課は「以前より快適に歩いてもらえるように整備した。散歩などで日常的に訪れる市民はもちろん、観光客ら多くの人に来場してほしい」としている。

 本段では現在、天守閣内の展示施設の最終準備が進んでいる。11月3~6日は烏城公園や近くの石山公園(同石関町)でオープニングイベントがあり、多彩な催しが展開される。

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