岡山県内コロナ感染 7週連続で減 知事、3カ月ぶりノーマスク会見

 岡山県は14日、直近1週間(6~12日)の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。新規感染者数は3441人と7週連続で減少し、前週(9月29日~10月5日、3913人)より約1割減。病床使用率が13週ぶりに20%を下回るなど各種指標も改善傾向が続いている。伊原木隆太知事は流行「第7波」が収束局面にあるとして、同日の定例記者会見を「ノーマスク」で臨んだ。

 1日当たりの新規感染者数は10、12日を除いて前週の同じ曜日を下回った。クラスター(感染者集団)の発生は高齢者施設や医療機関などで13件(前週16件)。感染者の年代別割合は10歳未満19.5%(同15.8%)、10代19.9%(同19.2%)と若年層では増加傾向がうかがえる。

 医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率は18.8%と3.0ポイント改善。10万人当たりの療養者数は182.3人(前週207.3人)に減少した。全体のレベル判断は5段階のうち上から3番目の「レベル2」を維持する。

 知事がマスクを外して記者会見に臨んだのは7月15日以来約3カ月ぶり。「私もマスクは常に携帯しているが、場面に応じて取ってもよいということを県民に伝えたかった。ウィズコロナの一例としてほしい」と述べた。

コロナ流行が収束局面にあるとして、マスクを外して記者会見する伊原木知事

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