精神を鍛えるため、柔道で投げられ続ける警官 チェ・ウシクが柔道姿 「警官の血」本編カット映像

10月28日より劇場公開される、累計発行部数が60万部を超える佐々木譲の同名警察小説を原作とした韓国映画「警官の血」の、本編からカットされたシーンの映像が公開された。

映像は、殉職した警官の父を持つチェ・ミンジェ(チェ・ウシク)が柔道をするシーン。ミンジェは攻撃を一切せず、投げられては受け身を取ることを繰り返す。練習相手の先輩から「年寄りへの思いやりか」といやみを言われると、「修行ですよ」「打たれ強くならないと」と精神を鍛えるためであることを明かす。

柔道は原作とリンクするポイントで、原作では二代目の警官が高校時代に柔道部だったことから、駐在所勤務時代に町内の子供たちに柔道を教える姿が描かれる。監督のイ・ギュマンは「小説を読んだ際に感じた興奮を、映画の中で再現しようと努めました。小説で描かれる事件に関わる人物の描写が忘れられず、その部分が観客にも伝わってほしいと願いながら作りました」と、原作への強いリスペクトを込めて制作したことを語っている。

「警官の血」は、2008年版の「このミステリーがすごい!」の第1位に輝いた佐々木譲の同名警察小説を原作に、大胆に脚色した映画。1人の警官の死をきっかけに、事件の黒幕として疑いのかかるエース刑事の身辺調査に乗り出す新人刑事。潜入捜査をするなかで、警察内部の秘密組織と隠蔽(いんぺい)された不正行為、そして殉職した警官の父の真相に迫っていく。裏社会と結びつく広域捜査隊のエース刑事パク・ガンユンを「お嬢さん」などのチョ・ジヌン、ガンユンに疑惑の目を向ける潜入捜査官のチェ・ミンジェを「パラサイト 半地下の家族」などのチェ・ウシクが演じている。

【作品情報】
警官の血
2022年10月28日(金)新宿バルト9ほか全国公開
配給:クロックワークス
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