岡山県 手数料納付はオンラインで 11月から納税証明書など33件

岡山県庁

 岡山県は14日、県税の納税証明書交付申請といった33件の行政手続きに関する手数料の納付について、クレジットカードによるオンライン決済を11月1日から導入すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大も踏まえたデジタル化推進の一環。

 他に対象となるのは、自動車税納税証明書交付や漁船登録票の再交付、屋外広告物表示許可といった個人や事業者向けの申請手続き。県のホームページから専用サイトにアクセスし、住所やクレジットカード情報などを入力する。交付書類は後日、郵送で自宅に届けられる。

 オンライン決済の導入で、指定の窓口で証紙を購入したり、金融機関に出向いたりする手間が省ける。県デジタル推進課は「県民の利便性向上を図るため、国の動向を見ながら対象のさらなる拡大を検討したい」としている。

 県は2020年度以降、業務効率化や窓口での接触機会の低減を狙いに、多くの行政手続きの押印廃止とオンライン化を進めている。

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