アイスホッケー 国スポ機に普及を 女子日本代表選手ら岡山知事訪問

伊原木知事(左)と懇談するスマイルジャパンの選手ら

 アイスホッケーの女子日本代表「スマイルジャパン」のメンバーが14日、岡山県庁に伊原木隆太知事を訪ね、2025年国民スポーツ大会冬季大会(国スポ、現冬季国体)でアイスホッケーが県内開催されるのを機に、競技の普及に協力を求めた。

 飯塚祐司監督と細山田茜、小池詩織の両選手が県アイスホッケー連盟の関係者とともに訪問。飯塚監督が「最近は国スポの開催地を決めるのも苦労しており、岡山が引き受けてくれたのは明るいニュース。地域での競技普及につながると期待している」とあいさつし、両選手は知事にサイン入りのプレートと競技用スティックを贈った。

 知事は「(国スポの県内開催は)日本中で冬季スポーツを支えられることを示す意義深い挑戦。岡山の皆さんにアイスホッケーの魅力を伝えてほしい」と述べた。

 選手らは中四国地域のジュニア育成を目的に行うキャンプ(15日・岡山市)に参加するため来岡した。25年国スポではアイスホッケーのほか、スケート(フィギュア、ショートトラック)が県内で開かれる。

11月に子ども向け体験教室

 県と県スポーツ協会はアイスホッケー女子「スマイルジャパン」の選手らを講師に招いた子ども向け体験教室を11月6日、岡山国際スケートリンク(岡山市北区岡南町)で開く。

 2025年国民スポーツ大会冬季大会の県内開催を記念し、本番への機運を盛り上げようと初めて企画。いずれも2月の北京冬季五輪で日本代表だった久保英恵、獅子内美帆の両選手が講師を務め、安定感のある滑り方やシュートの打ち方といった基礎技術を中心に指導する。

 対象は県内の小学4~6年生と中学生。初心者でも参加できる。午後2時半~4時半。無料。希望者は今月末までに県スポーツ協会ホームページから申し込む。定員は100人で、応募多数の場合は抽選。問い合わせは同協会(086―256―7101、平日のみ)。

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