3年ぶりレース「楽しく走る」 吉備中央で車いすロード開会式

開会式で選手宣誓する生馬選手(手前)

 吉備高原都市(岡山県吉備中央町)で9日に行われる「第34回岡山吉備高原車いすふれあいロードレース大会」(大会組織委主催、山陽新聞社共催)の開会式が8日、同町吉川の国立吉備青少年自然の家で開かれた。

 大会は新型コロナウイルス禍で3年ぶりの開催。式には選手、役員ら約120人が出席し、大会組織委副会長の松田正己・山陽新聞社社長が「ランナーが互いの理解を深め、記憶と記録に残る大会にしてほしい」と激励した。東京パラリンピック代表で、車いす10キロ男子に出場する生馬知季選手(30)が「自然豊かな地でふれあい、力強く楽しく走る」と選手宣誓した。

 車いすと一般のランナーが同じコースを走る大会は1988年に始まり、国内の草分け的存在。今大会にはハーフ、10キロ、3キロの3種目に862人(車いす41人、一般821人)がエントリーし、障害の程度や年齢別に競う。午前9時10分から順次スタートする。

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