栃木国体 フェンシング少年女子 若い力が躍動、次につながる7位入賞 【大分県】

第77回国民体育大会(栃木国体)

フェンシング 少年女子

10月4日 上三川町体育センター

準々決勝 0-2鹿児島

7・8位決定戦2-1埼玉

来年以降につながる大きな一歩だった。フェンシング少年女子の県選抜は、高校2年と中学3年の若いメンバーで国体に臨んだ。6試合を戦い、目標のベスト8入りを達成した。佐藤麻依子監督は「選手が本当に頑張った。貴重な経験ができた。来年以降が楽しみでしかない」と語った。

最年長の工藤瑞月(大分豊府高2年)は7・8位決定戦の3番手として出場し、勝利に貢献した。「最後は絶対勝って帰りたかった。今までで一番いい試合ができた」と胸を張った。初めての国体だったが、気負うことなく自分の間合いを保ち、果敢にアタックを心掛けた。「これまでと違うプレッシャーがあったが、この経験をこれからの大会に生かしたい」と、今後は来年3月の全国高校選抜大会を目指す。

貴重な経験を積んだ中学3年の西山花桜(左)と岡田風花

ポイントゲッターの岡田風花(ジュニアフェンシング大分所属、別府鶴見台中3年)は、1番手として出場し、チームを勢いづけた。「結果を残せてうれしい。実力のある人と対戦できた。国体(少年女子として)は、あと3年出場できる。その間に日本一になりたい」と明確な目標ができた。同じく中学3年の西山花桜(同、城東中)は「ほとんどが年上だったが、これまで習ったことが発揮できた。来年が楽しみ」と話した。

2010年の千葉国体以来の優勝に向けて、大きな手応えをつかんだ少年女子。最近は男子の躍進に影を潜めていたが、「いい流れができた」と佐藤監督。県内出身の日本代表選手として活躍する江村美咲や上野優佳に続けと、成長株が大きな一歩を踏み出した。

来年以降の飛躍が期待される少年女子

(柚野真也)

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