V長崎 きょうホーム最終戦「勝利分かち合いたい」 6月以来のトラスタ白星を

「勇気を持ってチャレンジしてほしい」と選手たちの奮起を促すカリーレ監督(中央)=諫早市サッカー場

明治安田J2第41節は15、16、19日、各地で計11試合が行われる。11位のV・ファーレン長崎は15日午後2時から諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で17位山口とのホーム最終戦に臨む。トラスタでは6月18日の第22節群馬戦以来、4カ月近く勝てていない。カリーレ監督は「未来に向かってやっている。自分たちの仕事をしっかりして残り試合は勝利をつかみ取る」とリーグ6試合ぶりの白星を誓う。
 前節はともにJ1昇格プレーオフ(PO)を狙う徳島に1-2で競り負け、今季初の3連敗。PO進出は極めて厳しくなった。直近10試合で20失点、さらにここ2試合とも前半に複数失点と守備の修正は必須だ。指揮官は「失点をしてからエンジンがかかる展開が続いている。勇気を持ってチャレンジを」と奮起を促している。
 山口は前節大宮に敗れたが、9月以降は横浜FCに引き分けるなど、3勝3分け1敗と調子を上げてきた。前回アウェーで対戦した第17節は、江川と植中がゴールを決めて2-1でV長崎が勝利。主将のカイオセザールは「V長崎のユニホームに誇りを持ち、それに恥じない姿を見せたい。ファンと勝利を一緒に分かち合いたい」と気を引き締めていた。
 試合終了後にはセレモニーを実施。カリーレ監督らがあいさつし、選手らがピッチの周りを歩いてスタジアムのファンに応える。

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