2023年F1ラスベガスGPで新たな試み。飢餓救済団体とともに100万食の食事を無償提供

 2023年F1シーズンにアメリカでの3戦目のグランプリとして行われるF1ラスベガスGPで、F1レースウイークを「次のレベル」に引き上げる、ひとつの試みとして、ラスベガスGP財団が地元のコミュニティに向けて、100万食を超える無料の食事を提供することが明らかになった。

 オースティン、マイアミに続くアメリカでの3戦目のグランプリ、ラスベガスGPは、来年11月16~18日に開催される。

F1ラスベガスGPのコースレイアウト予想図

 ラスベガスGPのチケット事前登録は、今年8月に開始された。申込時に、ファンはラスベガスGP財団に幸運な数字である7.77ドル(約1100円)の寄付をするよう求められた。ラスベガスGP財団は地元の飢餓救済団体とともに、食糧不安と戦うことを目的としたプロジェクトとして、地元ラスベガスのコミュニティに100万食以上の無料の食事を提供する計画を立てたのだ。

 ドメニカリは、ラスベガスGP開催について、「世界のスポーツとエンターテインメントの中心地でグランプリを開催することにより、これまでF1で見られなかったような真の祭典を、地球上で最高の舞台で計画することができた」と述べている。

「来年のレースに向けて、街全体が興奮し盛り上がっている。我々は事前登録ポータルでの反応と受け取った寄付に本当に驚いている。100万食以上を地元コミュニティに提供するという目標をはるかに上回っている」

「我々のファンは、このイベントを絶対に逃がすわけにはいかないと考えているのだ」

 ラスベガスでは1981年と1982年の2回にわたり、シーザーズ・パレスホテル裏手の駐車場を利用したコースでグランプリが開催された。2023年から使用されるコースには、市内の有名なストリップ地区の一部が含まれる。決勝は土曜の22時にスタートして深夜に終了するという異例のスケジュールとなっている。

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