V長崎・カリーレ監督の続投表明 チーム低迷「申し訳ない」髙田会長

ホーム最終戦後、セレモニーでカリーレ監督の続投を表明したV長崎の髙田会長=トラスタ

 カリーレ監督の来季続投を、V長崎の髙田旭人代表取締役会長が15日、表明した。ホーム最終戦後のセレモニーで「長崎の未来を委ねるべきと考えている。全面的に支える」と明言した。
 カリーレ監督は松田浩・前監督(現J1・G大阪監督)の解任に伴い就任した。7月当初から指揮を執り、6戦負けなし(3勝3分け)のスタートを切ったが以降は失速。結果的にリーグ戦18試合で5勝5分け8敗、21得点29失点と大きく負け越した。ブラジル人指揮官は「この先も一緒に歩んでいきたい」と来季への意欲を語った。
 さらに髙田会長は、今季の低迷について「申し訳ない」とファンに直接謝罪。強化担当の新たな役職を用意したいが、適任者が見つかっていない現状を明かした。時折、言葉を詰まらせながら「この長崎の地でJ1に昇格し、優勝する。そんなチームを逃げずにつくりあげる」と述べた。


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