スペースX、ユーテルサットの通信衛星「Hotbird 13F」を打ち上げ

【▲通信衛星「Hotbird 13F」のイメージ図(Credit: EutelSat)】

スペースXは日本時間2022年10月15日に、同社の「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた通信衛星「Hotbird 13F」は無事に軌道へ投入されたことが、同社のSNSや公式サイトにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■ファルコン9(Hotbird 13F)

打ち上げ日時:日本時間2022年10月15日14時22分【成功】
発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)
ペイロード:Hotbird 13F

Hotbirdは、ヨーロッパ最大級の衛星放送サービスを手掛けるフランスの通信衛星運営企業「ユーテルサット」の通信衛星です。同社は対応地域である「ヨーロッパ・北アフリカ・中東」などの1億6000万世帯以上に、約1000の放送チャンネルを提供しています。

ユーテルサットは現在3機のHotbirdシリーズ(Hotbird 8/9/10)を運用していますが、いずれも稼働年数がすでに14年を超えているなど設計寿命に近づいています。同社は今回打ち上げられたHotbird 13Fと、後日打ち上げられる予定のHotbird 13Gの2機を、既存の3機と置き換える計画を進めています。

【▲試験中の「Hotbird 13F」(Credit: ESA)】

関連:直近のロケット打ち上げ情報

Source

  • Image Credit: SpaceX, Eutelsat, ESA
  • SpaceX \- EUTELSAT HOTBIRD 13F MISSION
  • Eutelsat \- Successful launch of EUTELSAT HOTBIRD 13F satellite

文/sorae編集部 速報班

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