児島PR「Gパンだ」衣装完成 倉敷市立短大生製作 大学祭で披露

下津井特産のタコをデザインした衣装で登場した「Gパンだ」

 倉敷市立短大(同市児島稗田町)服飾美術学科の学生が製作していた児島地区のキャラクター「Gパンだ」の衣装が完成した。デニムや畳縁(たたみべり)、真田紐(ひも)といった地元企業が提供した素材を活用した4種類。各種イベントで“着用”してもらい地区のPRにつなげる。

 4種類は、浴衣風▽ジーンズとジージャン▽セーラー服風▽下津井特産のタコの造形をあしらったオーバーオール。デニム学演習を履修する2年生24人が4月から採寸、デザイン、縫製を手掛けた。各衣装は瀬戸内の気候、地域の特産物、文化の要素を取り入れている。

 9日、同大の大学祭で行われたファッションショーでお披露目された。衣装は、「Gパンだ」を所有する児島商工会議所に託され、繊維製品の特売が人気を集める「児島フェス #せんいさい」をはじめ地区のイベントで活用されるという。

 ショーの実行委員長を務めた石上雅子さん(20)は「サイズ感が難しかったが児島地区の要素がいい感じに落とし込まれた上、かわいくできた。夏祭りには浴衣にするなどシーンによって使い分けてもらいたい」と話した。

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