東京競馬場にオーロラビジョン 三菱電機が長崎で製造

レース映像と着順を同一画面で表示できるようになった東側の大型映像装置(三菱電機提供)

 三菱電機は東京競馬場(東京都府中市)に、長崎製作所(西彼時津町)で製造している大型映像装置「オーロラビジョン」を納入した。8日から運用している。
 計2台を設置し、スクリーンのサイズは東側が縦11.2メートル、横26.4メートル、西側が縦11.2メートル、横66.4メートル。従来設置していた同社製の装置と比べ、約2倍に高精細化した。東側はスクリーンサイズを1.4倍に大型化し、レース映像と着順の表示部を統合。これにより観客の視点移動が軽減され、同社は「迫力ある画面と視認性の高い映像表現で競馬場全体の一体感を創出できる」としている。
 また発光効率の高い発光ダイオード(LED)素子を使用し、従来の同社製装置と比べ、平均消費電力を7割以上抑えた。


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