ファジ 過去最高3位が確定 J1昇格懸け6年ぶりPO進出

試合後のセレモニーでJ1昇格への意気込みを語るファジアーノ岡山の木山隆之監督(手前)=シティライトスタジアム

 サッカーJ2ファジアーノ岡山は16日、岡山市のシティライトスタジアムで秋田と今季ホーム最終戦を行った。1―2で敗れたものの、過去最高の3位が確定し、J1昇格を懸けたプレーオフ(PO)の1回戦(30日)はホームで戦う。ファジアーノのPO進出は2016年以来6年ぶり2度目。

 ファジアーノは後半5分にMF河井のゴールで先制したが追い付かれ、ロスタイムに勝ち越された。23日の最終戦を残して勝ち点72(20勝12分け9敗)で、同67の4位熊本が上回る可能性がなくなった。ファジアーノの敗戦で新潟に続いて2位横浜FCのJ1自動昇格も決定した。

 昇格最後の1枠を争うPOはJ2の3~6位がトーナメントで当たり、その勝者がJ116位と一発勝負の決定戦(11月13日)を行う。ファジアーノのPO1回戦と2回戦(同6日)はシティライトスタジアムが会場となり、決定戦に進めばJ1チームの敵地に乗り込む。

 この日の試合後にはセレモニーがあり、今季最多1万2570人の観衆に向け、木山監督は「シーズン最後のホイッスルが夢をかなえるものになるよう、全力で戦い切りたい」と昇格への意気込みを語った。

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