「最終節は勝って笑顔で終わりたい」 V長崎ファン感謝デー 選手たちと楽しく交流

リフティングゲームでゴールが決まり、喜ぶ選手やスタッフ=VスポーツベースNAGASAKI

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎の「ファン感謝DAY」が16日、今月オープンした長崎市のVスポーツベースNAGASAKIで行われ、会員限定抽選に当選した約100人の観覧者をはじめ、ユーチューブ配信を視聴しているファンと交流した。
 シーズン中の応援への感謝を込めて毎年開催しており、監督、選手、スタッフが、選手が描いたヴィヴィくんTシャツを着て登場。主将のMFカイオセザールが「きょうは支えてもらっているみなさんに恩返しをしたい。一緒に楽しみましょう」とあいさつしてスタートした。
 3チームに分かれ、選手たちが企画した対決を実施。1分間のパス回し数を競った「ギネスに挑戦」のほか、どちらが長崎産かを当てる「食べ物当てクイズ」や「一般常識クイズ」などを、選手たちがピッチ上では見せない笑顔で楽しんだ。
 7人が手をつなぎ、リフティングしながら落とさずにボールを運ぶ「リレー対決」には各チーム苦戦。3チーム中2チームが5分の制限時間内ぎりぎりでゴールすると、会場からは歓声が上がった。結果はGK笠原昂史率いる「アバちゃんチーム」が優勝した。
 最後にファビオ・カリーレ監督が「今季は結果を出せずにすみませんでした。次は明るい将来をみなさんと迎えたい」とあいさつ。ファン感部長を務めたDF村松航太が「サッカー以外で楽しんでいる選手の表情を見てもらいたかった。リーグ最終節は勝って笑顔で終わりたい」と選手たちの思いを代弁した。


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