全国ジュニアラグビー九州大会 長崎県選抜、準優勝 12大会連続第1ブロックへ

【男子の部決勝、福岡県選抜-長崎県選抜】前半15分、モールを押し込む長崎のFW陣=熊本県民総合運動公園ラグビー場

 ラグビーの第23回全国ジュニア九州ブロック大会は8~10日、熊本市の熊本県民総合運動公園ラグビー場で行われ、男子の部で長崎県選抜が準優勝して、3枠の全国大会(12月下旬・東京)出場権を獲得した。V6を飾った福岡、3位の鹿児島とともに、12大会連続で実力上位の第1ブロックに出場する。
 男子の部は各県選抜8チームによるトーナメント。長崎県選抜は長崎ラグビースクール(RS)、長与ヤングラガーズ(YR)など、計7チームの26人で編成した。
 長崎県選抜は1回戦で佐賀県選抜に101-0で快勝した。宮崎県選抜との準決勝は前半を12-14で折り返したが、後半に反撃。31-19で逆転勝ちした。
 16大会連続の顔合わせとなった福岡県選抜との決勝は、開始直後、長崎県選抜の主将のFB梁瀬(長与YR)が、巧みなステップで左サイドを突破して先制トライ(ゴール)。その後1トライを取られたが、前半15分にラインアウトからモールを押し込み、最後はプロップ田中(長与YR)がインゴールに飛び込んで、前半を12-8で折り返した。
 後半は田中が負傷退場した影響もあり、FW戦で優位に立てない厳しい展開に。SH山本(時津RS)、CTB向井(長崎RS)を起点にバックス勝負に転じたが、福岡県選抜の堅いディフェンスを崩せず、逆に連続トライを奪われて12-25で敗れた。
 女子の部代表決定戦は福岡県選抜が7県選抜に24-10で快勝して、全国大会出場権を獲得した。


© 株式会社長崎新聞社