新潟市長選挙に立候補 中原八一(なかはら・やいち)氏の経歴・政策まとめ

任期満了に伴う新潟市長選挙が10月9日告示、10月23日投開票の日程で実施されています。今回の新潟市長選挙には届け出順に現職の中原八一氏、共産・社民の2党が推薦する新人の鈴木映氏の無所属2名が立候補しました。本記事では無所属現職の中原八一氏についてご紹介します。

新潟市長選挙に立候補 鈴木映(すずき・えい)氏の経歴・政策まとめ

新潟市出身、明治大学卒業。新潟県議を4期、参議院議員を1期務め、2018年の新潟市長選挙に初当選

中原氏は新潟県旧 内野町(現 新潟市西区)出身、明治大学政治経済学部卒業。1995年から新潟県議を4期連続で、2010年から参議院議員を1期務めました。国土交通大臣政務官(道路・港湾・海上保安担当)、参議院拉致問題等特別委員会委員長を歴任しました。2018年の新潟市長選挙に初当選、今回は2期目を目指しての立候補となります。

中原氏が掲げる政策とは

中原氏は自らのホームページにおいて以下の政策を公表しています。

<5つの柱と10の約束>

柱1 活力あふれる新潟に

約束1 ビジネスチャレンジを支援し、経済活力の向上と雇用の創出を実現します。
・新潟駅のリニューアルなど新潟市はまちづくりの大きな「転換期」を迎えています。
 この機会を逃すことなく、都心エリア「にいがた 2km」を新潟の活力向上に向けた「成長エンジン」として人・モノ・情報が集まる活気あふれるエリアへと発展させます。
・「都市再生緊急整備地域」の活用に加え市独自の支援制度により、「にいがた2km」エリアにおける老朽化したビルの建て替えやデジタル化に対応したオフィス整備を促進し、企業誘致につなげるとともに、緑化を推進し都市の価値を高めます。
・中小企業の成長を実現するための施策を展開するとともに、官民連携により企業誘致活動を展開し、起業家やスタートアップ企業などの多様な企業や人材が集うビジネス交流拠点都市として、経済活力向上と雇用創出を実現します。 ほか

約束2 「もうかる農業」など、新潟の農業をさらに発展させます。
・消費者ニーズに応える小麦、米粉等の生産を取り入れた持続的な水田農業を支援し、本市の誇る美しい田園風景を守り、次世代に引き継ぎます。
・園芸産地の育成や成長を大胆に支援し、「もうかる農業」のエンジンである園芸複合化を推進します。
・意欲ある担い手が地域農業のリーダーとして活躍し能力を発揮できるよう、農地集約化やスマート農業の導入支援など、若い後継者や農業を始めたい人のやる気を引き出す取り組みを進めます。 ほか

約束3 交流人口を拡大させ、地域活力の向上につなげます。
・「佐渡島の金山」の一日も早い世界遺産登録に向けた県と佐渡市の取り組みを全面的に支援します。
・新型コロナウイルスで打撃を受けた観光業の早期回復・拡大に向け、観光事業者等との連携を強化します。
 佐渡市をはじめ県内自治体、近隣県の自治体と広域的に連携し誘客を促進します。
・クルーズ船のさらなる誘致や LCC(格安航空会社)、航空路線の新規開設などで、外国人観光客を増やすよう、国・県と協力して取り組みます。 ほか

柱2 安全安心で拠点性の高い新潟に

約束4 安心で安全なまちづくりを進めます。
・市民生活の基盤となる道路や橋梁、上下水道などの計画的な整備を進め、防災・減災に資する強靭化を図ります。首都圏などが大災害に見舞われた際に、本市が救援・代替機能を発揮できる国土強靭化の視点を持って進めます。
・地震に強い安心安全な住まい・住環境づくりを支援します。
・西蒲区役所の建て替えを進めるとともに南区役所の今後の建て替えを検討するなど安心して避難できる避難所の確保とあわせ、災害時の拠点としての機能強化を図ります。 ほか

約束5 国・県と連携し、拠点性のさらなる向上を目指します。
・新潟駅直下バスターミナルや新万代広場の整備を推進するとともに、国と連携し(仮称)バスタ新潟の整備を促進します。併せて、駅南北を結ぶ幹線道路の整備を着実に進め南北市街地の一体化を図ります。
・都心エリア「にいがた 2km」の機能を補完する鳥屋野潟南部や白山公園付近一帯のまちづくりを連動させ、活性化の効果を高めます。
・国際港湾、国際空港、新幹線を有する日本海拠点都市として、人流・物流のさらなる拡大に向けて国・県と連携し、ハード・ソフト両面で機能強化に取り組みます。 ほか

柱3 子ども・子育てにやさしい新潟に

約束6 子どもの権利を守り子育てしやすいまちづくりを進めます。
・子どもが持つ権利を保障し、全ての子どもが豊かな子どもの時期を過ごすことができるまちを実現します。
 子どもの権利を守るために、子どもや大人が気軽に相談できる相談窓口を開設します。
・心身ともに安心して妊娠、出産、産後を過ごせるよう、妊産婦医療費助成の所得制限を撤廃するとともに、産後ケアの利用料金を引き下げます。
・多子世帯の経済的負担のさらなる軽減を図るため、第 3 子以降の保育料無償の対象条件を拡大します。 ほか

約束7 子どもたちの学力・体力・豊かな心を育む教育を推進します。
・キャリア教育やICTを活用した教育を推進し、子どもたち一人ひとりが自己実現しようとする力を伸ばす教育を推進し、将来自分らしく生きるための資質や能力を育みます。
・いじめを見逃さないなど、子どもたちが安全安心に学べる環境整備を推進するとともに教師の負担を減らします。
・子どもたち一人ひとりが自分らしく学び地域の一員として活躍できるよう特別支援教育を一層充実させます。 ほか

柱4 誰もが暮らしやすい新潟に

約束8 誰もが健康で安心して暮らせる地域づくりを進めます。
・市民の医療・保健・福祉を守ります。
 住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、支えあいの地域づくりとあわせ、医療・介護人材を確保しながら、地域の実情に合わせた在宅医療と介護の連携を進めます。
・歯と口の健康は全身の健康づくりの源です。
 健康寿命の延伸、健康格差の縮小、生活の質の向上のため、歯科保健をより一層推進します。
・高齢の方や障がいのある方など、誰もが安心して暮らせるよう、必要な生活支援を進めるとともに施設環境を整えます。 ほか

約束9 誰もが便利で暮らしやすい環境を整えます。
・越後石山駅や巻駅のバリアフリー化を着実に進めるとともに、(仮称)上所駅や(仮称)江南駅の設置に向け地域やJRと連携し、利用者にやさしくまちの活性化につながる駅を実現します。
・新潟駅南北を縦貫するバス路線を新設します。通勤通学の足を確保するため、バスと電車、タクシーなどとの組み合わせや、公民連携による高齢の方の移動支援の仕組みづくりを進めるなど、住民の新たな移動手段を確保します。
・文化やスポーツの力で市民が心豊かで健康に暮らせるまちづくりに向け、文化・スポーツのさらなる振興を図ります。また、鳥屋野運動公園など、県都にふさわしい文化・スポーツ施設のあり方を検討します。 ほか

柱5 成長し続ける新潟に

約束10 新潟の強みを活かし都市の活力と暮らしの向上につなげます
・都市と田園が調和する新潟の強みを活かし、都市の活力と暮らしの「向上」につなげる「好循環」によって成長し続けるまちを実現します。
・各区の歴史や文化、産業をはじめとする特色を生かしたまちづくりをさらに深化させ、8つのカラーで成長し続ける政令市新潟を実現します。 ・新潟の活力向上には市民の活躍が欠かせません。子ども、女性、高齢の方、障がいのある方など、誰もが個性と能力を発揮して自分らしく活躍できる新潟を実現します。

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