<始動 長崎県議選> 東彼杵郡区(定数1) 16年ぶり選挙戦の公算

 16日、東彼杵郡区3町の自民関係者ら数十人が集まり、中島廣義の県議会議長就任祝いを行った。中島はあいさつで川棚、東彼杵の両支部から推薦を得たことを明かし「県連に公認申請をする」と表明。その場で推薦状を受け取った。
 同区では既に、いずれも波佐見町議の城後光、三石孝が立候補に向け準備を進めている。過去3回連続で無投票が続いた「無風」から一変。16年ぶりの選挙戦に突入する見通しだ。
 これまで中島は態度を公にせず、一部で「勇退か」との臆測も流れていた。「議長の公務はあるが、『やめないで』『もう1期』という郡民の声に応えなければならない」と6選へ意欲を示す。
 波佐見町は中島の地盤でもあり、地元票の奪い合いは激しくなりそう。
 町議2期目の城後は9月に県議転身への意志を固め、連合長崎と国民民主県連が推薦を決めた。立憲民主の地域支部、社民県連にも推薦願を出しており、近く立候補を正式表明する。
 三石も町議2期目。6月に県議選出馬を決意し、郡内の首長や議員らを訪ね、あいさつ回りをしている。自民に党籍があり、月内にも地域支部に推薦を求め、公認獲得を目指す。=文中敬称略=

◎立候補予定者

中島 廣義 76 自現(5)
城後  光 41 無新 
三石  孝 63 無新 

 【県議選立候補予定者名簿の見方】並べ方は衆院勢力順(同数の場合は参院の党派勢力順)、現元新、当選回数(丸数字)、五十音-の順。政党の略称は自=自民党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、公=公明党、共=共産党、国=国民民主党、社=社民党、無=無所属。所属は公認申請中を含む。

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