<始動 長崎県議選> 西彼杵郡区(定数2) 時津から新人が出馬へ

 自民の山口経正、立憲民主の饗庭敦子の現職2人に加え、新人の冨岡孝介が自民から立候補を予定。前回に続き選挙戦となりそうだ。
 前回トップ当選の山口は「(2期で)仕込んできたものがようやく形になるところ。地道にやるほかない」と3選へ準備を進める。饗庭は「女性の声を県政に届けるためにも女性議員を減らすわけにはいかない」と2期目を見据える。
 2人とも西彼長与町を地盤とする。一方の時津町は前回、自民のベテランが引退し、自民新人は三つどもえの争いに敗れた。県議不在となった同町では“議席奪還”に向け、自民時津支部が冨岡の擁立を決めた。
 冨岡は地元の青雲中高出身。父勉は衆院議員4期、文部科学副大臣などを歴任し、次男の冨岡は計5年以上その秘書を務めてきた。選挙は初挑戦だが「時津、長与の声を県政にしっかりと届けられる政治家になりたい」と意気込む。
 時津町ではほかにも出馬を探る動きがある。=文中敬称略=

◎立候補予定者

山口 経正 66 自現(2)
冨岡 孝介 41 自新 
饗庭 敦子 59 立現(1)

 【県議選立候補予定者名簿の見方】並べ方は衆院勢力順(同数の場合は参院の党派勢力順)、現元新、当選回数(丸数字)、五十音-の順。政党の略称は自=自民党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、公=公明党、共=共産党、国=国民民主党、社=社民党、無=無所属。所属は公認申請中を含む。


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