学校内「別室」に支援員派遣 オンブズながさき 大村などで事業報告会

 さまざまな理由で教室に行くことが難しい児童生徒が利用する学校内「別室」へ支援員派遣事業に取り組むNPO法人「子どもの権利オンブズパーソンながさき」(古豊慶彦代表)は23日、長崎県大村市で同事業の実践報告会を開く。11月16日にオンライン、12月11日に北松佐々町でも実施する。
 同法人は、子どもの命と権利が大切にされる地域を目指して活動する民間の第三者機関。別室利用を必要とする子どもを支え、教員の負担を軽減しようと、昨年度から長崎市立の小中学校各1校に週2回ほど支援員を派遣している。
 報告会では支援員が約1年にわたる取り組みの様子などを説明。古豊さんは「今後、いろんな地域で(別室支援に)似たような取り組みが始まってほしい。支える人の目線から必要性を伝えたい」と話す。
 日程は▽10月23日午後2時~4時、大村市古賀島町の中地区公民館▽11月16日午後8時~9時、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」▽12月11日午後2時~4時、北松佐々町の多世代包括支援センター。地域で不登校支援に取り組むNPO法人「schoot(スクート)」は大村会場、「フリースペースなずな」は佐々会場に参加し、意見交換する。
 3会場とも前日までにQRコードかオンブズながさきホームページから申し込みが必要。参加無料。問い合わせは古豊さん(電090.3987.9202)。


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