歌手の矢沢永吉さんをイメージしたデザインを稲穂で浮かび上がらせた美作市大原地域の「永ちゃん田んぼ」で16日、住民グループの会員やファンら約80人が集まって収穫作業を行った。
田んぼは約10アール。大原小(下町)近くにあり、4年目の今季は今年行われた50周年記念ツアータイトルにちなみ、「50th MYWAY」の文字と矢沢さんのキャラクターを黒の古代米と県産米で表現した。
この日の作業にはサッカー女子・岡山湯郷ベルの選手4人も参加。こうべを垂らした県産米、台風で倒れてしまった古代米を鎌で手際よく刈り取り、コンバインで脱穀した。
一部は大原小児童や会員が事前に収穫した。米は市教委を通じて学校給食に提供する。
今夏以降、九州や関東、四国などからファンやツーリング客らが見学に訪れたといい、会員の林健二さん(58)は「来年も多くの方に喜んでもらえるよう、バージョンアップさせたい。自分たちがまずは楽しむことで地域の盛り上げにもつながれば」と話した。