事務用品を購入したように装って金をだまし取ったとして、神石高原町の職員の男と業者の男が詐欺の疑いで逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、神石高原町の住民課 地籍調査室長 松本 武士 容疑者(54)と会社役員の 河相 和昭 容疑者(79)です。
警察によりますと2人は共謀し、ことし2月4日ごろから25日ごろにかけて、河相容疑者の会社から事務用消耗品を購入した事実がないのに、あるように装って、虚偽の「支出命令書」や「請求書」などを提出し、8回にわたり河相容疑者の会社の口座に合わせて12万円あまりを振り込ませ、だまし取った疑いが持たれています。
警察は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていません。
松本容疑者は調査に関する予算管理の責任者だということで、警察は松本容疑者が河相容疑者に対して、業務とは関わりのない私物を要求し、河相容疑者は相応額の消耗品を納入したように装った請求書を提出していたとみています。