〈動画あり〉第15回月影芸能まつり 歌や演奏 多彩に 今年で一区切り 浦川原区

 第15回「月影芸能まつり」が16日、浦川原区の旧月影小体育館で行われ、午前と午後に多くの出演者と大勢の観衆が訪れた。今年で一区切りという秋のイベントは、最後まで拍手が絶えなかった。月影地区協議会(秋山等会長)の主催。

なじみのある曲を披露し、会場と一体の雰囲気を醸し出す浦川原中吹奏楽部の演奏

 月影芸能まつり実行委員会の渡辺進会長(72)によると、同地区で冬期間に行われていた人間馬場(ばんば)レースの終了後に始まり、上越市内や区内の歌手、日本舞踊、ダンス、邦楽などの演者がその歌声や演舞、演奏を披露してきた。過疎化や高齢化にデジタル化が進み、イベントの楽しみ方や在り方が変化する中で、15回の今年で一区切りを付けることになった。今後どうするかは協議会で検討するという。
 午前のオープニングは地元の保倉川太鼓、午後は浦川原中吹奏楽部の演奏で幕開け。浦川原中は来場者の年代に合わせ、「川の流れのように」や「少年時代」、アンコールで「上を向いて歩こう」など4曲を披露した。丸田璃子副部長(3年)は「練習時間は短かったけど、3年ぶりに地域の方の前で演奏することができ、うれしい」と話していた。
◇浦川原中吹奏楽部の「上を向いて歩こう」演奏

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