長崎国際大が職場接種開始 オミクロン対応ワクチン

職場接種が始まった長崎国際大=佐世保市ハウステンボス町

 長崎県佐世保市の長崎国際大(安東由喜雄学長)は18日から、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの職場接種を始めた。今後、地域の教育機関の学生らや地域企業、団体の従業員らにも対象を広げ、2千人規模になる見通し。
 安東学長によると、先週後半ごろから新型コロナの感染者は下げ止まりの傾向が見られる。今後、新型コロナとインフルエンザの同時流行の可能性を懸念し、早めに予防策を取ったという。
 初日は、来年国家試験を控える薬学部の6年生約30人が対象。安東学長が前回接種時の副反応の状況を確認しながらワクチンを打った。松本穂菜美さん(24)は「試験があるので早めに打つことができて安心した」と話した。
 同大学生の接種率は回数を重ねるごとに低くなっており、安東学長は「コロナ前の安心安全な生活を取り戻すためにはワクチンが不可欠」として接種を促した。


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