ウクライナ避難学生を支援 長崎大に寄付 九州北部信用金庫協会

塚元副会長(左)から目録を受け取る森口理事=長崎大

 たちばな信用金庫(諫早市)など長崎、福岡、佐賀3県の全13信金でつくる九州北部信用金庫協会は13日、ロシアの軍事侵攻に伴いウクライナから避難してきた学生を支援するため、長崎大に寄付金73万円を贈った。
 同協会は、会員信金の役職員から同趣旨で募金を集め、九州大などにも寄付。長崎大は受け入れている避難学生の生活支援に役立てる。
 長崎市の同大文教キャンパスであった贈呈式で、同協会の塚元哲也副会長(たちばな信用金庫理事長)は「ウクライナの方々が安心して暮らしていけるよう、有効に活用していただきたい」とあいさつ。目録を受け取った同大の森口勇理事は、避難学生が長崎の歴史や平和学などを英語で学んだり、福島の震災復興状況の視察研修に取り組んだりしている近況を紹介し、「今後も避難学生の支援に取り組んでいく」と話した。
 同大では現在18人のウクライナ人避難学生が学んでいる。


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