横浜DeNAはドラフト会議前日の19日、横浜市内でスカウト会議を開き、1位指名の候補選手を5人に絞った。今春の選抜高校野球大会優勝に貢献した松尾汐恩捕手(大阪桐蔭高)や、社会人ナンバーワン右腕の呼び声高い吉村貢司郎投手(東芝)らが入ったとみられる。
この日は約1時間半、上位指名のシミュレーションを実施。指名人数は5~6人程度の見込みという。チーム統括編成部の進藤達哉部長は「即戦力と将来性のバランスは半々くらい。昨オフはドラフトではないが大田選手を獲得し、チーム内に競争が生まれて勢いづいた側面が見られた。競争を生むためにはどういう選手を取るか」と語った。
今季は前年最下位から2位に躍進し、四半世紀ぶりの優勝へ即戦力の獲得は欠かせない。一方で若手、中堅が手薄となっている捕手や内野手も補強ポイントに挙がる。