山際経済再生相の支援者に旧統一教会関係者 参院予算委で野党追及 「記憶にない」連発

山際大志郎経済再生担当相(資料写真)

 参院予算委員会が19日行われ、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と山際大志郎経済再生担当相(衆院神奈川18区)の関係を巡る質問が相次いだ。山際氏は支援者に教団関係者がいたことを認めて「私が初めて衆院選に出馬して以来、地元で私を支援してくれた一人。20年にわたる政治活動で、個人として誘われた会合に出席したことがあった」と明かしたものの、野党からの追及に「記憶にない」との答弁を繰り返した。

 質問に立った立憲民主党の杉尾秀哉氏によると、関係者は反共産主義を掲げる教団の政治団体「国際勝共連合」県本部の武者宗悦氏。山際氏は武者氏について、教団関連団体「世界平和連合」の関係者と説明して「個人的に私の支援者の名簿に載っている」と明かしたが、「組織的に選挙の支援などをその方を通じてお願いしたということは一度もない」と釈明した。

 また、別の教団関係者にも政党のビラ配りなどを手伝ってもらったと明かし、「今後は当該団体とは一切関係を持たないよう慎重に行動したい」と述べた。

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