「おにぎりの日」初開催 自分で作って達成感 さくらの8小中学校

おにぎりの日を楽しむ子どもたち

 【さくら】市内の小中学校計8校で18日、給食のご飯を児童生徒が持ち寄る「おにぎりの日」が初開催された。年5回実施する「お弁当の日」の一環。

 お弁当の日は、弁当を作る保護者への感謝の気持ちや、自分で作る達成感などを得る目的で2008年から実施している。

 おにぎりの日は、市教委と保護者が食材高騰と給食費の値上げについて協議した3月の意見交換会を踏まえて実施した。保護者から「お弁当の日を維持しつつ、保護者の負担を軽減できるおにぎりを持参する日を設けて、給食費の現状維持を図ってはどうか」との提案を受けたもので、副菜は学校側が提供する。

 この日、氏家小1年1組では、6人の給食当番が竜田揚げや大根と豆腐のみそ汁などの配膳を担当。着席後、28人全員で持参したおにぎりをおいしそうに食べる様子が見られた。

 浅野杏奈(あさのあんな)さん(7)は「作り方のチラシを見ながら、シャケとワカメご飯のおにぎりを作った。初めて作ったけど、おいしかった」。橋本啓二(はしもとけいじ)教育長は「米の消費拡大も視野に、年1回のペースで実施したい」と話していた。

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