読書の秋に読んでみませんか?10月20日は小説家坂口安吾の誕生日【奈良県的今日は何の日?】

読書の秋に読んでみませんか?10月20日は小説家坂口安吾の誕生日【奈良県的今日は何の日?】

10月20日は日本近現代文学界を代表する小説家のひとり、坂口安吾の誕生日です。

安吾は無頼派と呼ばれ、評論から歴史小説、推理小説まで多彩なジャンルの作品を執筆しました。『堕落論』『白痴』『桜の森の満開の下』などが特に有名かと思います。

そんな安吾の作品のなかに、『お奈良さま』という小説があります。

タイトルからすると、奈良の大仏さまが出てくるのか、それとも奈良に精通したすごい人のお話なのか、という感じがします。とにかく、奈良の人間には非常に親近感のわくタイトルです。

しかしこの小説、奈良県はまったく関係ありません。

「奈良」の字をあてているけれど、じつは読み方そのまま「オナラサマ」…、これは、オナラが尋常でなくでてしまうお坊さんのお話なのです。

短編で、20分もあれば読めてしまいますが、その中で「オナラ」がとにかく何度も出てくる…というか、もうほんとにずっとその話なので、苦手な方にはおすすめしませんが、ちょっとした笑いあり、夫婦論あり、そして「えっ」という結末が待っています。

オンラインでも気軽に読めるので、読書の秋にいかがでしょうか。夫婦とは…とちょっと考えさせられるかもしれません。

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