DC新作映画『ブラックアダム』当初はR指定だった 「4度」の審査を依頼し「PG13指定」に

DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の新作映画『ブラックアダム』は、過激な暴力表現から米国で当初、17歳以下は保護者同伴を必要とするR指定になっていたそうだ。俳優ドウェイン・ジョンソン(50)が主役を演じる作品の製作側は、モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)に「4度」審査を依頼して、ようやく13歳以下には保護者への注意を喚起するPG-13指定(13歳未満の鑑賞に保護者の強い同意必要)を得ることができたという。

プロデューサーのハイラム・ガルシアはコライダーにこう話している。「我々はブラックアダムのキャラクターにふさわしいものになることを熱望していました。彼は攻撃性と暴力で知られているので、それを含まない『ブラックアダム』映画を作るのは信憑性に欠けます」

「ですから我々がギリギリの線で作ることは分かっていました」「私達は、これが最終的にあの指定にこぎつけるためのMPAとの共同作業になると分かっていました。そしてそれに成功したのです」

PG-13指定を「4,5週間前」に獲得したという製作陣だが、もう1人のプロデューサーであるボー・フリンは「作品には本当にクールな」場面が10シーンほどあったものの、R指定を逃れるため、その約半分をカットしなけばならなかったことを明かしている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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