JK気分になれる文化祭、10月30日に福井で開催 高校生が企画、エアバンドやインスタ映えブース

高校生が取り組む「アオハルプロジェクト」のチラシ

 福井県福井市が学生にイベントの企画や運営を任せ、中心市街地のにぎわいにつなげる「まちなかアオハルプロジェクト」(福井村田製作所特別協賛)に参加する高校生5人が、イベント内容の充実を目指し、クラウドファンディング(CF)に挑戦している。5人は「新型コロナウイルスのせいで学校生活は制限ばかり。このまま黙っていられない。奪われた青春の機会は自分たちでつくる」と張り切っている。支援期限は10月27日。

 高校生によるアオハルは10月30日、JR福井駅西口のハピテラスをメイン会場に開かれる。高校生24人が参加し「自分たちにとって楽しいまちなか」をイメージし、10の企画を進めている。

 CFに挑戦する5人の企画は「みんなJK文化祭」。ハピテラスをエアバンドの発表で盛り上げ、インスタ映えする撮影ブースを設けるなどして、来場者が女子高生(JK)気分を楽しめる文化祭を目指している。目標金額は30万円。各ブースの設営費や会場入り口に設置を目指す「校門」の制作費に充てる。

 支援は500円から可能。最高額の法人向け10万円コースは、高校生50人以上が寄付した企業のアンケートに答えるというユニークな返礼品が設定されている。支援は「ミラカナ」特設ページから。

 当日はこのほか、ハピテラスでファッションショーやダンス発表がある。ハピテラス周辺も含め、世界のグルメやスイーツが味わえるキッチンカーコーナー、結婚式場を貸し切った「オタクカフェ」などの企画も進行中。詳細は一般社団法人エキマエモールのホームページから確認できる。

 【ミラカナ】福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でさまざまなプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして2018年に福井新聞社、福井銀行、レディーフォーが連携して始まった。21年からは福邦銀行も事業に参画した。累計支援額は1億5千万円、プロジェクトの達成率は94%(22年9月末時点)。

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