日光の大型高級リゾートホテル、会員権の販売開始 価格は744万~3476万円

日光連山を一望できる鬼怒川河畔に建設される「サンクチュアリコート日光」の完成予想図

 会員制リゾートホテル大手のリゾートトラスト(名古屋市中区、伏見有貴(ふしみありよし)社長)は20日、日光市高徳の鬼怒川河畔に完全会員制の大型高級リゾートホテル「サンクチュアリコート日光 ジャパニーズモダンリゾート」を建設し、会員権の販売を開始したと発表した。総事業費は約355億円を予定しており、2026年2月の開業を目指す。

 同ホテルは敷地面積約2万8400平方メートル、延べ床面積約4万2700平方メートル。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)の地上7階建て。客室は全てスイートルームで計162室で、このうち「ロイヤルスイート」(平均約117平方メートル)が91室、「ラグジュアリースイート」(約88平方メートル)44室、「クラブスイート」(約73平方メートル)27室。全室に景色を楽しめる温泉ビューバスを完備する。

 このほかレストラン、スパ、トリートメントサロン、ドッグランなどを設け、ロビー前には鬼怒川とつながるような流水景の主庭も整備する。同社は「日光の荘厳な自然を生かしながら、気品ある優雅な“和”をモダンに昇華させたリゾート」としている。

 会員権価格は744万~3476万円。同社が県内で事業展開するのは初めて。

鬼怒川につながるような演出される流水景の主庭のイメージ
流水景の主庭を望めるロビーのイメージ
日光連山の眺望を楽しめる温泉露天風呂のイメージ
ロイヤルスイートルームの室内イメージ
「サンクチュアリコート日光」ゲートのイメージ

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