新聞広告賞 本紙「2021平和企画」に授与 受賞は2年連続

第42回新聞広告賞贈賞式で登壇した長崎新聞社の福岡部長(右)ら=東京都千代田区、帝国ホテル

 日本新聞協会は「新聞広告の日」の20日、東京都内で第42回新聞広告賞の贈賞式を開いた。現存する核兵器の数をドット(点)で表現した長崎新聞社の「2021平和企画」などに、新聞社企画・マーケティング部門の新聞広告賞が授与された。本紙の受賞は2年連続。
 広告主や協会加盟各社の関係者ら約380人が出席。同協会の丸山昌宏会長は「メディア環境が多様化する中で、今後も新聞広告が持つ信頼性や新聞社が培ってきた情報の発信力などを効果的に組み合わせ、広告主の皆さまの多大なニーズに寄与していきたい」などとあいさつした。
 受賞した長崎新聞社の福岡一磨東京支社営業部長ら5社の担当者が登壇。各社の作品が紹介された。福岡部長は「核兵器は過去の問題ではなく、今ある脅威であることを伝えたいと思い、チームで取り組んだ。2年連続の受賞で、より多くの方が平和について考えるきっかけになれば。協賛社はじめ、協力いただいた皆さまに感謝したい」と話した。
 長崎新聞は、2021年8月9日付の見開き紙面を、広島と長崎に落とされた原爆を表現した直径2ミリほどの2つの赤いドットと、世界の核保有国が持つ1万3865発と同数の黒色のドットで埋めた。
 広告主部門の大賞は、大日本除虫菊の「いま、いいよね。一方通行の新聞広告」に贈られた。


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