ドイツ代表、横浜で散った日韓W杯決勝戦の涙イレブン

今年のワールドカップで日本と戦うドイツ代表。

史上2位タイとなる4度の優勝を誇る強豪だが、20年前に行われた日韓大会では準優勝で涙を呑んだ。

ここでは、横浜国際総合競技場でブラジルに0-2で敗れた決勝戦のスタメンを振り返ってみる。

GK:オリヴァー・カーン

当時32歳、バイエルン所属

DF:トーマス・リンケ

当時32歳、バイエルン所属

DF:カーステン・ラメロウ

当時28歳、レヴァークーゼン所属

クリストフ・メッツェルダー

当時21歳、ドルトムント所属

MF:ディートマー・ハマン

当時28歳、リヴァプール所属

MF:イェンス・イェレミース

当時28歳、バイエルン所属

RH:トルステン・フリンクス

当時25歳、ブレーメン所属

LH:マルコ・ボーデ

当時32歳、ブレーメン所属

OH:ベルント・シュナイダー

当時28歳、レヴァークーゼン所属

FW:ミロスラフ・クローゼ

当時23歳、カイザースラウテルン所属

FW:オリヴァー・ヌヴィル

当時29歳、レヴァークーゼン所属

決勝戦で途中投入された交代選手はオリヴァー・ビアホフ(当時34歳、モナコ)、ゲラルト・アサモア(当時23歳、シャルケ)、クリスティアン・ツィーゲ(当時30歳、トッテナム)の3人だった。

大会ベストイレブンにも選ばれるほどの活躍を見せていた25歳のミヒャエル・バラック(当時レヴァークーゼン)は累積警告のために決勝を欠場。

韓国との準決勝でイエローカードを受けると、試合後のロッカールームで泣いたと明かしている。

この大会のドイツは当時躍進していたレヴァークーゼンから多くのメンバーが選ばれたが、主軸DFイェンス・ノヴォトニーは怪我のために大会を欠場。また、クリスティアン・ヴェルンス、メーメット・ショル、セバスティアン・ダイスラーも怪我のためにW杯欠場を余儀なくされた。

そういったこともあり、地味な面子といえるが、ルディ・フェラー監督は「我々には素晴らしいチームスピリットがあった。日韓大会では常に最高のサッカーをしたわけではないが、驚異的なGKカーンが7試合中5試合を無失点で凌ぎ、バラックがここぞという時にゴールを決めてくれた」と振り返っている。

【関連】日本と戦うドイツ代表の「史上最高ベストイレブン」

闘将として一時代を築いたカーンだが、結局、W杯優勝は果たせず。

日韓W杯決勝から15年が経った2017年には「ヨコハマ―15年前の今日。なぜ私はGKになったのか?15年前、GKとしているのが辛い日だ」とのメッセージを出している。

© 株式会社ファッションニュース通信社