カープ 新井監督がドラ1斉藤優汰に指名挨拶「よろしくね!」 初ドラフト翌日に北海道・苫小牧へ

新井カープの記念すべき第1期生たちが決まったドラフトから一夜。21日午後、指揮官は自ら北海道・苫小牧へと飛び、ドラフト1位指名した斉藤優汰投手(18歳、苫小牧中央高)に、指名挨拶しました。

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新井貴浩監督と斉藤優汰投手のやりとり全文をご紹介します。

新井
「ご丁寧にお出迎えいただいてありがとう」
※車でやってきた新井監督を、斉藤投手自ら出迎えていた。

「正式な契約はのちほどなんですけど、ようこそ、広島カープへ。カープというチームは、自分が現役のころから言ってきたんですけど、プロ野球の中でも一番家族的な球団ですし、広島という地域性もありまして、広島とカープはすごく強力に結びついている地域です。そういった中で、斉藤投手がユニホームを着てくれるということで、広島の街は大喜びで、諸手を挙げて、今か今かと斉藤君をお待ちしていますので。」

「すごくドラフト1位で注目されて大変だと思うんですが、どうぞ安心して広島に来ていただければと思います」

「カープのエースはもちろんなんですけど、優汰君は何年後かには日本を代表するような、日の丸のユニホームに袖を通して世界の舞台で投げているような、それくらいの素質を持った投手だと、私は期待しています。焦らなくていいんで、ゆっくりコツコツと頑張っていきましょう!」

斉藤
「よろしくお願いします!」

新井
「何か聞きたいことはあるかな?なんでも・・・リラックスして笑」

斉藤
「野球のことではないのですが、広島のおすすめのごはんを教えてください」

新井
「笑 まず広島はね、お好み焼きがすごく有名でね、野菜もたっぷり入ってバランスがいいので、体にもいいし、すごくおいしいね」

「(斉藤投手が)なんかすごく食べるって聞いてるんですけど、意識して食べてるっていうこと?」

斉藤
「そうです」

新井
「それはすごく大切なことだと思うし、食べること、トレーニング、睡眠時間、この3つがすごく重要だと思います。環境的にも、カープの一軍の寮はマツダスタジアムのすぐ近くだし、すごくごはんもおいしい。二軍の寮は大野というところにあって、日本三景の宮島が近い。その大野寮のごはんは、12球団で一番おいしいと言われるくらい。メニューは専属の料理人の方が毎日考えてくれて。自分も最初二軍の寮に入ったんですけども、まずにびっくりしたのが、食事がすごくおいしいこと。斉藤君もしっかり食べてもらって、立派な室内練習場もあるので、トレーニングの環境もすごくいいです。環境は申し分ないので」

斉藤
「自分は北海道から長く出たことがないのですが、広島は暑いと聞いているので、どんな対策が・・・」

新井
「ずっと生まれ育ったところから離れるのは不安だと思うんですけど、(広島は)すごくいい街なので、あたたかいし。球団スタッフ、球団職員、ファンの方も含めて家族的なところなので、何も心配することはないですし、楽しみに思ってくれて問題ないと思います。何かあったら、すぐ自分に言ってほしいし、ほんと、直に言ってほしいしね、全然心配することないので。楽しみにきていただければ。」

「お母さんも心配してるでしょ」

斉藤
「そうですね。離れてしまうのが。今も寮ですが、これまで以上に離れるのが」

このあと、新井監督は、斉藤投手にドラフト会議で使用した関係者パスとピンバッジをプレゼント。パスには直筆のサインが書き込まれていて、いつものように「感謝」の2文字も添えられていました。

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