旧統一教会・韓総裁との集合写真 山際氏「覚えていない」 撮影事実は認めたものの

山際大志郎経済再生担当相(資料写真)

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を巡り、山際大志郎経済再生担当相(衆院神奈川18区)は21日の閣議後会見で、教団の韓鶴子(ハンハクチャ)総裁と山際氏を含む国会議員や教団幹部らが写った集合写真について、撮影の事実は認めたものの、当時の状況を「覚えていない」と述べた。

 集合写真は外部からの指摘を受けて新たに判明したもので、関係者によると2019年10月5日、教団関連団体主催の会合が開かれた名古屋市内で撮影されたという。

 山際氏は「団体が公表している動画とともに、集合写真も確認した」とした上で、「私はこの会議には出席していません」と説明。「この日は、来日していたギングリッチ元米下院議長との意見交換会に参加するため、名古屋に出張していた」と話し、集合写真については「意見交換会終了後にお誘いを受けて撮影したのではないか。覚えておらず、事務所に資料がない」などと釈明した。

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