「区切りが出来たので、次のこともやっていきたい」静岡県の難波理事が退職届提出 2023年春の静岡市長選に動き出す=静岡

静岡県政の重要な課題にあたってきた静岡県の難波理事が10月21日、退職願を提出しました。難波理事は、静岡市長選への出馬の意向を固めていて、選挙に向けた動きとなります。

<静岡県 難波喬司理事>

「一定の区切りが出来たかなと思っていますので、ここで退職して、次のこともやっていきたいなと思ったというです」

静岡県の難波喬司理事は10月21日午後、退職願を人事課に提出しました。関係者によりますと、難波理事は2023年4月に予定される静岡市長選挙への出馬の意向を固めていて、準備のため、理事を退職することを決めたということです。

<静岡県 難波喬司理事>

「市長選についてはまだ退職届を出した段階なので申し上げることはないんですが、本人がやる気があるかどうかということですから、本人の意志として決めたいと思っています」

難波理事は2014年から副知事を2期8年務めた後、2022年5月から県の理事として土石流災害対応とリニア問題を担当。リニアの生物多様性に関する国の有識者会議については、「今後の論点整理ができ、一つの区切りが出来た」と説明しました。川勝知事には、週の初めに退職の意向を伝えたと言います。

<静岡県 難波喬司理事>

「前からあなたの人生ですからとおっしゃっていたので、そこは受け止めて頂いたんだと思います。ただ仕事の区切りはしっかりつけてくださいということは言われております」

退職の日付は県の専門部会の日程が決まり、その会議に出席した後の11月初旬になるということです。次期市長選をめぐっては、現職の田辺信宏さんと県議の山田誠さんが出馬の意向を固めています。

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