BA・5対応コロナワクチン 長崎市、30日から接種開始

 長崎市は21日、新型コロナウイルスのオミクロン株BA・5対応ワクチンの集団接種を30日から、医療機関での個別接種を31日以降順次始めると発表した。同ワクチンは米ファイザー製。
 BA・5対応品は、中国・武漢で当初流行したウイルスに合わせた従来ワクチンに、現在主流のBA・5と派生型BA・4に共通して対応する成分を含む2価ワクチン。国によると、9月に接種が始まったBA・1対応品と効果や安全性に大差はないという。
 同市によると、2価ワクチンの接種対象者は12歳以上で前回(従来型ワクチン)接種から3カ月経過した(1)3回目未接種(2)4回目未接種(3)5回目未接種-の人。BA・5対応品は10月中旬から接種可能になった。県によると、県内各市町で順次接種が始まる見込みという。
 2価ワクチンは、接種間隔が従来ワクチン接種後3カ月に短縮されたため、同市は24日以降、対象者への接種券送付を順次始める。集団接種は市ホームページやコールセンター(電0120.095827)から予約できる。
 また長崎市は21日、生後6カ月から4歳児へのワクチン接種費9300万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算を専決処分したと発表した。関係機関と調整し、11月中の開始を目指す。


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