県内外から人どっと 3年前のにぎわい再び 23日まで越後・謙信SAKEまつり

 上越、妙高両市の銘酒と名物料理が一堂にそろう「越後・謙信SAKEまつり」が22、23の両日、上越市の本町3・4・5商店街で開かれている。23日は午前10時から午後4時まで。試飲グラスは来場当日限り有効で2000円(税込み)。

県内外から日本酒好きが多く訪れ、大にぎわいとなった本町商店街

 同商店街を歩行者天国にしてSAKEまつりを開くのは、2019年以来3年ぶり。22日は午前11時の開場前から、試飲グラスや限定酒「車懸(くるまがかり)」を求めて長蛇の列ができた。
 今年は上越、妙高両市の14酒蔵と佐渡の3蔵、上越・妙高で製造されるワイン、野草酒などの製造元が出店。蔵元自慢の酒や限定酒を試飲に供した。肉、魚、野菜をふんだんに使ったつまみも人気で、昼食時や夕暮れには店の前が混雑した。

新型コロナウイルスの感染対策として「非接触」で試飲グラスに酒を注ぐ蔵元も

 いとこら6人で訪れた新潟市の高井一成さん(37)は「SAKEまつりは4回目。女性的で優しいお酒や、うま口のお酒があって楽しい」と話していた。地元でもまつりを楽しみにしていた人が多く訪れた。清里区の会社員、池杉伸弥さん(50)は「どの酒もおいしい。上越の誇りですね」と喜んでいた。
 主催する「越後・謙信SAKEまつり実行委員会」の関係者は、2日間の来場者が「18年に記録した12万2000人に迫るのでは」と期待していた。
 会場は感染対策のため飲み歩き、食べ歩きを禁じる。試飲は各蔵元のブース前、飲食は会場内に設けた「飲食エリア」で。イベントは本町通りを歩行者天国にして行うため23日午後9時まで、本町3から本町5まで車両通行止めとなる。

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