全天候型子ども遊戯施設「あぐりドーム」プレオープン 親子連れら、思い切り遊ぶ 長崎・あぐりの丘

「ふわふわドーム」で飛び跳ねて遊ぶ子ども達=長崎市、あぐりの丘

 長崎市は22日、四杖町の「あぐりの丘」に新設した全天候型子ども遊戯施設「あぐりドーム」をプレオープンし、市民にお披露目。親子連れら700人以上が8種類の遊具などで元気いっぱいに体を動かした。正式オープンは28日。
 ドームは鉄骨平屋で延べ床面積1753平方メートル。「街のエリア」内にあり、利用は事前予約制となる。テーマは「木のぬくもり」と「全身で思い切り遊べる」。ひのきのボールプールや九州最大級の直径14メートルのネット遊具などがある。車いすや障害のある方も使いやすいようドーム内の動線は段差をなくし、ユニバーサルデザインのブランコやオストメイト対応のトイレなどを完備している。

28日にオープンする「あぐりドーム」の外観=あぐりの丘

 ハーネスとヘルメットを付けて6.5メートルの壁をのぼる「クライミングウォール」を楽しんだ南山小6年の宮地琉生君(12)は「屋外だけでなく、室内でも遊べるのが新鮮。友達と遊べて楽しい」と満足した様子。母のなぎ沙さん(39)は「(あぐりの丘は)駐車場も無料で便利。明るい雰囲気で木のおもちゃもあって遊びやすそう」と笑顔で話した。
 ドームの利用対象は1歳から小学生までと保護者など。利用料金は子ども250円、保護者100円。
 あぐりの丘は指定管理制度を導入し、28日から「グロウスピア共同事業体」(長崎市)が運営する。ゴーカートの復活やキッチンカー出店などあぐりの丘全体も同日リニューアルする。


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