なんと「牛の鼻水」に性感染症の予防効果 罹患率が80%ダウン、北欧での研究

牛の鼻水にヘルペスやエイズの感染を予防する効果があるという。このほど新たな研究で、牛の粘液から作られた潤滑剤が性感染症(STI)を予防し、これらの病気に罹る確率が80%も減少する結果となった。

スウェーデン王立工科大学の研究者らはこの潤滑剤が広く使用されるようになった場合、STIの拡散が抑えられると期待を寄せている。

同剤の主要成分は牛の粘液成分のムチンと呼ばれるたんぱく質で、抗ウィルス特性を持っているとされている。この成分を牛の唾液腺から抽出し作られた同剤について研究者の一人ホンジ・ヤン氏はこう話す。

「コンドームによる予防が不可能な時、もしくはコンドームの破損や間違った使用法のバックアップとしても使うことができます。女性と男性、男性と男性の性交両方に使用可能です」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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