オリックス山本 2年連続沢村賞 プロ野球6人目、備前出身

山本由伸投手

 プロ野球で最も活躍した先発投手を表彰する「沢村賞」が24日発表され、オリックスの山本由伸投手(24)=備前市出身=が2年連続で受賞した。

 昨年、沢村賞に初選出された山本は6年目の今季もエースとしてフル回転し、パ・リーグ2連覇に貢献。6月18日の西武戦で岡山県出身者では初となるノーヒットノーランを達成するなど、26試合に登板し15勝5敗、防御率1.68、205奪三振、勝率7割5分で、昨季に続いて最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、勝率第1位の4冠に輝いた。沢村賞の2年連続受賞は史上6人目。

 山本は備前中から宮崎・都城高を経て2017年にドラフト4位でオリックスに入団した。通算149試合に登板し、54勝23敗1セーブ32ホールド、防御率1.95。

 岡山県出身者では1970年に平松政次氏(大洋、高梁市出身)、74年に故星野仙一氏(中日、倉敷市出身)、78年に松岡弘氏(ヤクルト、同)が沢村賞を受賞している。

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