新庄産スギギター 初のコンサート 11月3日、国内外の実力派集い

「杜のコンサート」のPRチラシ

 緑豊かな自然の中で音楽を楽しむ「杜(もり)のコンサート」が11月3日、岡山県新庄村の村ふれあい公園で開かれる。国内外から実力派の音楽家が集う中、村在住のギタービルダー香山裕樹さん(26)が手掛けたエレキギターの音色がギタリスト3人によって初披露される。

 新庄村が舞台の映像製作を進める岡山市のNPO法人・映像作家支援機構が主催。同法人メンバーで同村診療所長の大槻剛巳医師や香山さんが交流する音楽家をはじめ、県内外のキッズダンスや郷土芸能団体など9人・組が出演する。

 樹齢100年超の村産ヒノキを使ったエレキギターを今春完成させた香山さんは現在、コンサートに向け、樹齢50年の村産スギで次作を製作中。この2号機を、ロックバンド「クレイジー ウォッカ トニック」の池上優人さん、ロサンゼルスが拠点のPOLO・YAZAKIさん、倉敷市在住のフェリーペ・ナカムラさんが順に奏でる。

 香山さんは「自分のギターが初めて公の場で披露されることになりうれしい。“村の音”を存分に楽しんで」と呼びかけている。

 午後1時~6時。入場料千円(新庄村民は無料)。

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