佐世保市長選 朝長氏、IR結果後に進退判断

 4期目の任期満了まで29日で残り半年となる長崎県佐世保市の朝長則男市長は25日の定例記者会見で、5期目出馬について、「IR(カジノを含む統合型リゾート施設)の結果を見た上で判断したい」と述べた。県と連携するIR誘致の計画を国が認めるかどうかを見極め、自らの進退を決める考えを改めて示した。
 県は同市のハウステンボスへの誘致を目指し、4月に国へIR区域整備計画の認定を申請。国が審査を進めている。
 会見で市長は認定の可否が判明する時期は「11月か12月か、その辺りに出ると思う」と予想。「今(進退を)判断するといろいろな面で影響を及ぼす。今は判断を差し控えている」とした。
 一方、市長は市長選への初出馬を表明した会見で、当時の現職の多選を批判。この現職は4選出馬を見送った。市長は自らの多選について「多選自体は、その時、その時の状況。今回、どう判断するかは今後決めたい」と話した。


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