個人事業者を装い持続化給付金を不正受給 容疑で2人を逮捕 沖縄県警

 沖縄県警捜査2課は25日、国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして、詐欺容疑でいずれも無職で名護市の男(29)と、元同僚で宜野湾市の男(40)の両容疑者を逮捕した。県警は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていない。

 宜野湾市の男の刑事責任能力の有無など、詳しく調べを進めている。

 両容疑者の逮捕容疑は2020年7月、小売業を営む個人事業者を装い、虚偽内容でそれぞれ持続化給付金100万円を不正受給した疑い。

 関係者によると、名護市の容疑者は当時、辺野古の新基地建設の海上警備を担う警備会社で警備員をしていた。

 同社を巡っては、21年5月、警備員ら4人が平和運動団体の共同代表から不正受給の疑いがあるとして詐欺容疑で刑事告発されている。

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