関東から西日本 週末にかけて秋晴れ継続 朝は冷えるが昼は快適に 乾燥に注意

 きょう午後も引き続き晴れる所が多く、東海から西は20℃を超えて過ごしやすくなりそうだ。あす27日(木)も全国的に秋晴れが続くが、内陸を中心に朝と昼の気温差が大きい見込み。東日本を中心に空気の乾いた状態も続くため、火の取り扱いに注意が必要となる。

冷える朝

 きょうの日本列島は北から南まで、すっきりと晴れている所が多い。けさの最低気温は、旭川-2.9℃、札幌0.8℃、長野1.8℃、青森2.3℃、新潟5.0℃など、北・東日本の内陸を中心に今シーズン一番の冷え込みとなった。東京都心も未明に9.5℃まで下がり、今季最も低い値を観測している。

 広い範囲での晴天は27日(木)にかけても続くが、最低気温は北海道の内陸で氷点下、東北は5℃以下の所が多く、関東北部は6℃前後、東京都心で8℃と、あすの朝も北・東日本を中心に冷え込みが強まりそうだ。なお、日中はきょうと同様に、東海から西で20℃を超えて快適だが、一日の気温差が大きい点には注意が必要となる。

北はくもり その他は秋晴れ

 27日(木)夕方以降は、低気圧が近づく北海道で雲が広がり、夜は北部を中心に雨が降り出す見通し。28日(金)にかけては北海道だけでなく、東北の日本海側や北陸でも天気が崩れ、29日(土)も上空の寒気で北日本を中心に天気が変わりやすい見込み。関東や東海、西日本は、これから30(日)にかけても秋晴れが続き、昼間は各地で過ごしやすくなりそうだ。

週明け 天気下り坂

 31日(月)は北・東日本でまだ晴れるが、西日本は次第に雲が増える見込み。沖縄は湿った空気の影響で次第に雨の範囲が広がり、11月1日(火)~2日(水)ごろは熱帯低気圧の接近で荒れた天気となる可能性がある。なお、1日(火)は西日本でも雨の降る所があり、熱帯低気圧の動向によっては、2日(水)は全国的に天気が大きく崩れるかもしれない。

(気象予報士・高橋和也)

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