甘い秋の味覚堪能 伊勢原の農園でミカン狩り始まる 12月上旬まで楽しめる

市内を一望しながらミカン狩りが楽しめる「石井柑橘園」=伊勢原市三ノ宮

 ミカンの収穫期を迎え、“フルーツの里”と知られる伊勢原市内の「石井柑橘園」(同市三ノ宮)でミカン狩りが始まった。来園した観光客らは、適度な寒暖差で育った秋の味覚を堪能していた。

 同園では、もみ殻を使った保湿・放射熱対策などを施しながら2ヘクタールの斜面地で十数種類のミカン計約500本を栽培している。

 この時期の品種は「宮川早生」が中心で「今年は夏に雨が少なかった分、日差しが強く降り注いだ。糖度もこれから上がってくれると思う」と園主の石井渡さん(71)。「健康にも良くておいしいのでいっぱい食べてほしい」とほほ笑む。

 ミカン狩りは12月上旬ごろまで実施。午前8時~午後4時。入園料は大人(中学生以上)450円、子ども400円、小学生未満は不要。園内は食べ放題で持ち帰りは1キロ330円。問い合わせは石井さん電話080(1133)7718。

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