島崎酒造(那須烏山市中央1丁目、島崎健一(しまざきけんいち)社長)は、他の事業者とコラボレーションして、オリジナル梅酒をつくる企画「ここにしかない梅酒」を展開している。第1弾として、県内の道の駅など3事業所とそれぞれ連携し、地元産の梅を約4カ月漬け込んで完成させた「ご当地梅酒」を28日から来月にかけて各事業所で発売する。
同酒造によると、梅酒は老若男女に親しまれ、20~30代の女性を中心に消費が伸びている。梅は県内各地で栽培されており、比較的容易に調達できるという。生産者や地域を前面に出しブランド化しやすいことにも着目し企画したという。
今回は「道の駅しもつけ」(下野市)、那須ガーデンアウトレット(那須塩原市)内の「ロコスタイルマート」、「道の駅もてぎ」(茂木町)とそれぞれコラボした。ご当地の梅を使い、商品設計から協働で進めた。ストーリー性を生み出し、販売PRに生かす。
このうち28日に発売するのは2カ所。道の駅しもつけの「東の飛鳥」(500ミリリットル)は下野市の梅を100%使い、豊潤でまろやかな口当たりが特徴という。ロコスタイルマートの「満天の梅」(500ミリリットル)は県北産の梅で醸し、豊潤な香りとふくよかな甘酸っぱさを楽しめる。道の駅もてぎの「もてぎの梅酒」(720ミリリットル)は11月1日発売。茂木町産の梅で、香り豊かな深みのある味わいに仕上げた。