住居侵入し窃盗の疑い 神奈川県警などが男3人を再逮捕 「見つかりにくい田舎を狙った」

神奈川県警本部

 神奈川、静岡、千葉県警の共同捜査本部は27日、住居侵入と窃盗の疑いで、横浜市泉区和泉中央北1丁目、無職の男(24)=窃盗罪などで起訴、同市南区六ツ川4丁目、会社員の弟(22)=同、事件当時19歳だった同市戸塚区の造園業の男(20)=同=の3容疑者を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、共謀して3月4日午前9時半~同11時45分ごろ、静岡県裾野市の男性会社員(75)方に1階洋室の窓ガラスを割って侵入し、現金約20万1千円と、貴金属など31点(計49万6千円相当)を盗んだ、としている。

 調べに対し、無職の男は「車で2人を送っただけ」などと供述。弟と造園業の男は容疑を認め、「見つかりにくい田舎の地域を狙った。遊ぶ金が欲しかった」などと供述しているという。

 神奈川県警捜査3課によると、1月に伊勢原市内の住宅で窃盗事件が発生。その後、盗まれたキャッシュカードがコンビニATMで不正使用され、防犯カメラ映像に3人が移動に使っていたとみられる軽乗用車が写っていたことなどから関与が浮上した。

 3人は「1月から6月まで神奈川や静岡、茨城など関東地方を中心に9県で100件くらいやった」などと話していて、捜査本部が余罪を調べる。

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