アプリで見つけようとした新しい恋 待ち受ける恐怖 内田英治監督、土屋太鳳主演 「マッチング」公開決定

監督・脚本を内田英治が手掛け、土屋太鳳が主演する映画「マッチング」が、2023年に劇場公開されることが決まった。

「マッチング」は、恋人探しや婚活などで身近なツールとなったマッチングアプリに潜む恐怖を描いた作品。恋愛に奥手な主人公・輪花(りんか)は、同僚の勧めでマッチングアプリに渋々登録する。マッチングが成立するも、目の前に現れたのはプロフィールからは想像できなかった暗い男。その男はやがて裏の顔を見せ始める。時を同じくして、アプリ婚をしたユーザーが殺される事件が彼女のまわりで頻発する。輪花が出会った男が捜査線上に浮上するが、事件は意外な方向から別の展開を見せる。そしてついに、輪花にも犯人の魔の手が迫る。

監督・脚本は、「ミッドナイトスワン」で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」などを手掛けた内田英治。自ら脚本も務め、予測不可能な完全オリジナルのサスペンス・スリラー映画に挑む。主演の輪花役は、2008年のデビュー以降、「orange -オレンジ-」「青空エール」「8年越しの花嫁 奇跡の実話」など、さまざまな映画・テレビドラマで活躍する土屋太鳳が務める。

内田英治監督、土屋太鳳らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■内田英治監督
私自身いつかやりたいと思っていた映画のジャンル、スリラーに挑戦しました。本作は人と人とのつながりの溝に生まれる恐怖。その恐怖が増大する様が描かれています。主演には土屋太鳳さんをお迎えしました。土屋さんのとことんイメージを裏切ってくる極限の表現をぜひ見てほしいです。どんでん返しに次ぐどんでん返し。ジェットコースターに乗っているような感覚で楽しめる作品でございます。

■土屋太鳳
幸せの探し方は一つではありません。でも、だからこそ、幸せを探しているつもりが違うものを掴んでしまうこともあって、その原因は欲かもしれないし本能かもしれない。輪花と一緒にどう生きるべきだったのか、その時間を通して何を伝えるべきなのか…撮影を経て今になっても、私はまだ整理出来てないんです。どの役に対しても「何か少しでも伝わって欲しい」と願いながら取り組んできた私にとって、この日々は恐怖でした。でも一つだけ、はっきりしていることがあります。本当に愛の深い現場でした。内田英治監督はじめ内田組の全て、輪花と共に生きた全ての役、その役を演じた全ての方々、そして輪花に、心から心から心から、感謝しております。

■KADOKAWA二宮直彦プロデューサーコメント
昨年、内田英治監督から「こんな企画があるんですけど、」と概要伺ったのが本作のスタートでした。現代的で予測不可能な展開はオリジナル作品故に強みとなって脚本でさらにツイストがかかって企画が立体的に練られていきました。そして決定打となったのが主演となる輪花役の土屋太鳳さんです。
可憐さと芯の強さを併せ持つ土屋さん以外に考えられませんでした。映画を観る方に土屋さん演じる輪花を通じてこの誰も予測できない展開と結末をご用意します。どうぞご期待下さい。

【作品情報】
マッチング
2023年公開
配給:KADOKAWA
©2023『マッチング』製作委員会

© 合同会社シングルライン